いろいろなメリット・デメリットがある相続時精算課税制度

メリット・デメリット

遺産相続にはいろいろな決まりがあってよく理解できないという人が多いですし、税金の支払いについてもよく知らないという人が殆どでしょう。だからこそ税金の支払いに関しては税理士に依頼するのが一般的なのですが、税金にもいろいろな決まりや制度が存在しています。その中の1つが相続時精算課税制度ですが、どのようなシステムなのでしょうか。

相続時精算課税制度というのは、本来1年ごとに課税されるのですが、課税を親が相続を行う時まで保留する制度のことです。ただし、誰でも相続時精算課税制度を利用できるというわけではなく、きちんと対象となる条件が定められているので、必ず確認しておきましょう。

対象となる人は、贈与者である親が65歳以上で、受け取る側の子供が20歳以上であることです。このような税金の制度はとても難しいシステムになっているので、必ず税理士に相談して決めるべきでしょう。税理士なら手続きの方法から決まり事まで熟知しているので、わからないことはそのままにしないで聞くことが重要です。

メリット

相続時精算課税制度を利用することでいろいろなメリットがあるのですが、どのようなメリットがあるのか簡単に紹介させていただきます。1つ目は1度にまとまった贈与ができるようになるということです。2つ目は遺言のことは一切気にすることなく、自分の意思で遺産相続の分配が可能になるということです。
3つ目は生きている内に遺産分配を行うことになるので、身内同士で遺産相続の争いをしなくて済むということです。4つ目は自分の子供にいち早く遺産の分配を行うことで、不景気で生活費が少なく苦しんでいたとしてもしっかりと援助することができることです。5つ目は物件の遺産相続をする場合、土地の値上がりが予想されている物件を贈与することで、通常より多くの遺産を受け取れる可能性があることです。
このように相続時精算課税制度を利用すると、いろいろなメリットを得ることができるのですが、すべての人が得られるメリットではないので、まずは税理士にしっかりと相談してみることから始めましょう。

デメリット

1つ目は相続時精算課税制度を利用すると撤回ができなくなり、暦年贈与も使えなくなってしまうこと、2つ目は贈与された財産については全て申告しなければいけなくなること、3つ目は贈与の金額に関係なく相続財産自体は減らないこと、4つ目は遺産相続をしたら相続税の支払いが発生するのですが、事前にお金を得たことで何かに使ってしまうと、相続税の支払いが困難になる可能性があることです。
このようなデメリットがあると知っている人は少ないので、やはり相続時精算課税制度を利用する時には税理士に相談して、デメリットも相談した上で制度を利用するか、普通に遺産相続をするのか検討するべきでしょう。